日本語の授業で改めてジャッキーチェンの偉大さを知ったよ。
ごまふは日本語教師なので、日々、中国の学生たちに日本語を教えている。
先日「あの人はだれですか」という文型の授業をした。
この文型のときは、有名人の写真なんかを見せて「あの人はだれですか」と質問しながら授業を進めていくのが王道なんだけど(たぶん)、ごまふは新米教師。日本にいるときに雑誌やなんかから中国で人気の日本人や中国の芸能人の写真を集めておけばよかったものの、そんなことやってなかった。
授業の前日に、「中国で有名な日本人」をテーマにネットで検索をはじめたけど、これが全然ヒットしない。ヒットしても鈴木保奈美さんや織田裕二さんが東京ラブストーリーの影響で有名だとかなんとか。ほんとですか?
ろくに知識もないくせに疑り深いごまふは、ぜんぜんネットの記事を信用できず。もう自分の感覚で集めた写真を見せることに。
中国勢はアンディ・ラウ、チャンツィー、ジャッキーチェン。
日本勢は安室奈美恵さん、木村拓也さん。
結果、ジャッキーチェン以外は、学生たちの反応はバッラバラ。
知ってるような知らないような、教室が微妙な空気に包まれた。
でも、ジャッキーチェンの写真を見せて「あの人はだれですか」と質問したら、全員が「◯◯◯◯◯◯◯!」(中国語。おそらくジャッキーチェンの意)と合唱。
クラスがひとつになった。
ごまふが知識なさすぎってのもあるけど、チェンを選んだわたし、グッジョブ。というより、チェンすげえ。
学生は年齢も日本語を学ぶ動機もバラバラで、この人は有名だよね、なんて思って見せてもみんなが知ってるとは限らない。そんな中、チェンはみんな知ってる。プライベートレッスンをしている10歳の女の子も知ってた。日本人だってほとんどの人が知ってるにちがいない。
中国と日本の架け橋って、クールジャパンとか経済とかより、まずはジャッキーチェンなんじゃない?なんて単細胞のごまふは思ったんでした。
↓ いろんなブログをのぞくと、
中国ってほんとにおもしろいなって思います☆