ごまふの中国日記

2015年3月、日本語教師をするために東京から広東省珠海市に引っ越しました。大きなカルチャーショックはないけれど、毎日のなかで小さなギャップは感じるもので。忘れないうちにそんな小さなことをメモしていきたい。

中国に来てうまくなったこと。ジェスチャー。

中国で家電を買うと、その場で動くかどうか確認する。店員さんが当然のように商品をパッケージから出して電源にコンセントをさしてスイッチオン。「ね、動くでしょ。見て見て」というやりとりが必ずある。

中国に着いた翌日、先輩先生と学生たちに手伝ってもらってイオンに買い出しに行ったごまふ。ドライヤーを買ってはその場でゴォーー、 IH調理器を買ってはその場でシュンシュンとお湯をわかす。そんだけ不良品が多いのか故障が多いのか。ま、その場で確認するって合理的だよね。

最初は驚いたけど、習慣ってことで納得したごまふ。

 

ところが先日、扇風機を買ったときは、店員さんが動作確認をしなかった。いやいや、確認するよ?絶対するよ?

学生がいっしょにいたら、どうして確認しないのか聞けたけど、その日はごまふひとり。ごく基本的なことは中国語で言えるけど、こんな複雑なことは言えない。が、言うしかない。

少ないボキャブラリーを駆使してああでもない、こうでもないと店員さんに伝えたところ、もし持って帰って動かなかったら交換するから大丈夫よ、とのこと。

そっかそっか、交換してくれるならまあいいか。ここ(イオン)までバスで往復2時間だけどさ。

 

で、寮に帰って箱を開けてみて納得。

扇風機は組み立て式でした。思えばドライヤーもIH調理器も完成品だった。この扇風機を店頭で動作確認するとなるとその場で組み立てなきゃだもんね。で、持ち帰る時にはバラして箱づめ。そりゃ、動作確認しないわ。

しかしおかげで、寮でひとり組み立て終わってスイッチオンするまでは、動くかどうか不安でしょうがなかった。日本では味わったことのないスリル。

 

さて、店頭でのやりとりを振り返って思うに、ごまふは持てる力をふりしぼって中国語で伝えたつもりだったけど、おそらく身ぶり手ぶりがあったから伝わったんだと思う。

ごまふは新米といえど日本語教師。日本語の勉強をはじめて間もない学生にも日本語で日本語を教えてるんである。ときにはことばでなく、身ぶり手ぶりで文の意味や単語の意味を教えることだってある。しかもかなりのハイテンション、オーバーアクションで。

 

芸は身をたすけるってやつ?

 

ま、中国に来て、中国語がうまくなったんじゃなく、ジェスチャーがうまくなったってのは複雑な気分だけど、人と人はことばじゃないよ、コミュニケーションがとれるってことが大事なんだよ。

 

↓ いろんなブログをのぞくと、

中国ってほんとにおもしろいなって思う☆

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