ごまふの中国日記

2015年3月、日本語教師をするために東京から広東省珠海市に引っ越しました。大きなカルチャーショックはないけれど、毎日のなかで小さなギャップは感じるもので。忘れないうちにそんな小さなことをメモしていきたい。

小卒から大卒まで、学生の年齢や経歴はバラバラ。それに合わせてサポートできたらいいんだけどね。

中国の教育制度は地域によってまちまちらしい。

基本は6−3−3制だけど、農村だと5−3とか4−3とか。

学校によってもちがうとかなんとか。

 

<参考:文科省ホームページ>

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 外国語専門部会(第9回)議事録・配付資料 [参考資料4-2] 附1:中国の学校教育制度等−文部科学省

 

ごまふの勤める学校は民間の語学学校で、全日制一年コースがメイン。

寮生活をしている学生がほとんどで、年齢も経歴もバラバラ。

いま2つのクラスを担当しているけど、ひとつは仕事経験がある20代後半や大学を卒業してすぐの学生が多い。もうひとつのクラスは15歳とか17歳とか27歳とかでくくりようがない。

15歳?

 

中国人の担任の先生に聞けば各学生の経歴を教えてくれるが、ごまふは日本語を学ぶ目的は聞いても過去のことはあまり聞かないようにしていた。が、最近、聞いたほうがいいこともあるなと思った。

 

ひとり、極端に記憶力がよくない学生がいる。

母語はちゃんと話しているようだし、他の学生と仲もいいし、結婚もしているので、素人目には基本的な能力に問題はなさそう。

でも、授業で板書したひとつの例文をクラスみんなで言わせたり、ひとりずつ言わせたり、なんだかんだと20回ぐらい練習したあと、その学生に言わせると言えない。単語も読めない。単語の読みは教科書に書いてあるけど、それを確認することもしない。ただひたすら例文を見て思い出そうとああでもない、こうでもないとブツブツ言っている。

 

あとで担任や主任の先生と話をしたら、経歴的に授業の受け方とか単語の覚え方とかを知らなくても仕方ないのがわかった。

 

でもそれなら、授業でわからないことがあったら、黒板を見たり、教科書を見たり、ノートを見たり、先生に質問しようよとか、単語は単語帳に書いて何度も見るとか、何回も書くとか、読むとか、いろいろ方法があるよとか、まずは勉強の仕方をアドバイスしたい。

(なにか先天的な病気がある可能性もいなめないとは思う。でもいま、それを判断するすべも権限もない)

 

日本語教師の養成講座で、日本語教師は授業だけでなく、勉強の仕方も教えましょうと教わったごまふ。こういうことでしょうか。先生。

日本では100%じゃないけど、多くの人が小中高+大学などでそれなりに勉強してきていると思う。なので、自分なりの勉強の方法を持っている人は多いと思う。

でも他の国はそこまで多くない可能性があるんだね。

その学生のおかげでそんな、世界ではおそらく当たり前であろうことに気づくことができた。

 

いろんなブログをのぞくと、

中国ってほんとにおもしろいなって思う。

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