中国人どうしでも、普通語でも、会話が通じないってほんとなんだ。
いつも何かと気を配ってくれる学生Aさんといっしょに
イオンへ買い物に行ってきた。
バスで往復2時間の道のり。
つねづね気になっていたことが聞けた。
彼女のいるクラスを教えはじめてそろそろ4か月。
なんど指導しても、発音にクセの残っている学生がちらほらいる。
ごめんよ、ごまふの力不足で……と反省するいっぽう、
彼らの話すことばは、
日本語だけでなく、中国語(普通語)もわかりにくい、
ってか、ぜんぜん聞き取れんわ……と思っていた。
ほかの学生の中国語は、意味こそわかんないけど、
ピンインが浮かぶぐらいには聞こえるのになあああ……。
ひとり勝手に悲観的になってたけど、
Aさんの話を聞いて、すこし持ちなおした。
さりげなく、クラスメイトの方言事情について聞いたところ、
「Aさんの中国語はとてもわかります。ふるさとが近いですから」
「Bさんの中国語はだいたいわかります」
「Cさんの中国語はすこしわかります」
え? だいたい? すこし?
広東語じゃないよ、普通語(中国の共通語)だよ?
もしやと思って、Dさんは?Eさんは?と聞いていくと
Aさんの感覚と、ごまふの感覚は完全に一致していることがわかった。
ごまふが日本語のクセが強い、中国語もさっぱりわからんと感じる学生の中国語は、
Aさんにとっても聞き取りづらいものらしい。
それくらいに地域方言の影響が強い。
いわんや日本語をや、だ。
(あくまでAさんひとりの感覚だから参考程度ではあるんだけど)
具体的にいえば、彼らの場合、特定の音が母語(方言強い)になかったりするから、日本語で似た音があっても、聞き分けることも発音することもむずかしいってことだと思う。
これが、母語が第二言語習得にも影響するってやつですね??(うろ覚え)
いやいや、第二言語の習得に母語の影響があるのは周知の事実。
その影響をいかにクリアさせるかが教師の役目のひとつのハズ。
中国の地域方言の強さはまえまえから聞いていたけど…てごわいのね。
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中国ってほんとおもしろいなって思う
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