ごまふの中国日記

2015年3月、日本語教師をするために東京から広東省珠海市に引っ越しました。大きなカルチャーショックはないけれど、毎日のなかで小さなギャップは感じるもので。忘れないうちにそんな小さなことをメモしていきたい。

中国人どうしでも、普通語でも、会話が通じないってほんとなんだ。

いつも何かと気を配ってくれる学生Aさんといっしょに

イオンへ買い物に行ってきた。

 

バスで往復2時間の道のり。

つねづね気になっていたことが聞けた。

 

彼女のいるクラスを教えはじめてそろそろ4か月。

なんど指導しても、発音にクセの残っている学生がちらほらいる。

ごめんよ、ごまふの力不足で…と反省するいっぽう、

彼らの話すことばは、

日本語だけでなく、中国語(普通語)もわかりにくい、

ってか、ぜんぜん聞き取れんわと思っていた。

ほかの学生の中国語は、意味こそわかんないけど、

ピンインが浮かぶぐらいには聞こえるのになあああ

 

ひとり勝手に悲観的になってたけど、 

Aさんの話を聞いて、すこし持ちなおした。

 

さりげなく、クラスメイトの方言事情について聞いたところ、

「Aさんの中国語はとてもわかります。ふるさとが近いですから」

「Bさんの中国語はだいたいわかります」

「Cさんの中国語はすこしわかります」

 え? だいたい?   すこし? 

広東語じゃないよ、普通語(中国の共通語)だよ?

 

もしやと思って、Dさんは?Eさんは?と聞いていくと

Aさんの感覚と、ごまふの感覚は完全に一致していることがわかった。

ごまふが日本語のクセが強い、中国語もさっぱりわからんと感じる学生の中国語は、

Aさんにとっても聞き取りづらいものらしい。

それくらいに地域方言の影響が強い。

いわんや日本語をや、だ。

(あくまでAさんひとりの感覚だから参考程度ではあるんだけど)

 

具体的にいえば、彼らの場合、特定の音が母語(方言強い)になかったりするから、日本語で似た音があっても、聞き分けることも発音することもむずかしいってことだと思う。

これが、母語が第二言語習得にも影響するってやつですね??(うろ覚え)

 

いやいや、第二言語の習得に母語の影響があるのは周知の事実。

その影響をいかにクリアさせるかが教師の役目のひとつのハズ。

中国の地域方言の強さはまえまえから聞いていたけど…てごわいのね。

 

f:id:gomafu1101:20150628071315j:plain
夕食はタピオカ入りミルクティーと、大好きな熱干面(大盛り)。
Aさんがおごってくれた…(´・_・`)
うれしいけど、おごられるのは超ニガテ。次はごまふがかならず…。
 
それにしても熱干面。
作り方をマスターして、日本へ帰ったら店出したい。

gomafu1101.hatenablog.com 

ランキング参加中。

ここのいろんなブログをのぞくと、

中国ってほんとおもしろいなって思う

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ

にほんブログ村